研究課題
疫学研究および動物実験の結果、疾患との関係が疑えそうな脂肪酸および酸化コレステロールが同定された。糖尿病モデル動物において、脂肪組織中での4b-hydoroxycholesterolが上昇することを見いだした。一方で肝臓では低下する。さらに、その合成酵素の発現は臓器において違っており、それは糖新生臓器では低く、糖を蓄積する臓器では高いことがわかり、何らかの糖尿病病態とこの酸化コレステロールの代謝が関わることがわかった。脂肪酸組成については、大きな違いはなかった。動脈硬化症患者では疫学調査から25-hydoroxycholesterolの血清中濃度が低下していることを、別研究でapparentlyした。従って本研究では、動脈硬化症モデル動物に25-hydoroxycholesterolを腹腔内に、投与ししたが、動脈硬化症の進展には影響が見られなかった。肥満、脂肪肝においては、dihomo-g-linoleinic acidの血中濃度が上昇することがわかった。この、状況はラット集団においても、同様な結果であった。以上のことから、病態によって変化する、バイオマーカは妥当性のあるものもあると考えられる。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)
Lipids in Health and Disease,
巻: 13 ページ: 19-30
10.1186/1476-511X-13-19