本研究では、食事性高コレステロール血症を引き起こす、系統を通常系統と掛け合わせ,第二世代を兄妹交雑で作り出し、親世代の変化が、第二世代にどのように伝わるかを血清中のリン脂質脂肪酸で検討した。その結果、肥満のモニターバイオマーカである、ジホモ-γ-リノレイン酸の値は体重増加化に伴って高くなり、DHAは低くなる。しかし、ジホモ-γ-リノレイン酸の値は連鎖解析の結果、遺伝子は同定されないが、 DHAはその合成酵素である遺伝子の変が発見された。これらの結論から、血清の脂肪酸組成は、遺伝的変異が原因である変化と、環境要因である変化が見られることがわかった。
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