次世代リモートセンシング技術として、同一対象地において高分解能人工衛星、航空機、UAVによる異なる撮影高度の多段階センシングデータを用いた。 研究代表者が開発した画像解析アルゴリズム(特許第4900356号)を用いて、それぞれのデータから高精度な単木樹冠抽出を行い、樹種別の立木位置と本数画像を作成した。 現地調査で比較・検証した結果、いずれのデータも85%以上の分類精度となり、実用化目標の80%以上を確保した。さらに、私たちは樹種別の単木樹冠情報を広域に使用して、林分単位での森林バイオマス推定を行った。この技術成果は海外英文誌に掲載され、専門分野の国際学会で講演し、高い評価を得た。
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