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2014 年度 実績報告書

バイオインフォマティクス技術による魚類の細胞性免疫誘導型ペプチドの探索

研究課題

研究課題/領域番号 24380111
研究機関独立行政法人水産総合研究センター

研究代表者

中村 洋路  独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所, 主任研究員 (90463182)

研究分担者 藤原 篤志  独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所, グループ長 (30443352)
安池 元重  独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所, 研究員 (20604820)
松山 知正  独立行政法人水産総合研究センター, 増養殖研究所, 主任研究員 (20372021)
高野 倫一  独立行政法人水産総合研究センター, 増養殖研究所, 研究員 (40533998)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード魚病 / 免疫学 / バイオインフォマティクス
研究実績の概要

ペプチドドッキングシミュレーションによってヒラメMHCクラスIaタンパク質と抗原候補ペプチドの結合アフィニティスコアを算出した。これに基づき、エドワジエラ症原因菌およびヒラメラブドウィルスのタンパク質のアミノ酸配列から、抗原ペプチド候補をそれぞれ11個ずつ選別し合成した。はじめに、エドワジエラ症原因菌由来の11ペプチドをヒラメに接種したのち同菌による感染試験を行った(11試験区)。陰性・陽性対照区として、生理食塩水のみを接種した区とホルマリン死菌接種によって免疫した区を用意した。High dose(1.1E+7 cfu/個体)での感染試験では、1試験区のみでヒラメの生残が観察され、残り10試験区および対照区においては生残した個体は見られなかった。Low dose(1.1E+4 cfu/個体)での感染試験では、7試験区でヒラメの生残が観察され、うち3つの試験区では死菌接種によって免疫した陽性対照区と同等かそれよりやや良い生残率が得られた。ヒラメラブドウィルス由来の11ペプチドを用いたウィルス感染試験は現在実施中である。研究全体の総括としては、世界で初めて魚類におけるペプチドワクチン候補を探索し、かつ感染試験を実施することで基礎データを収集することが出来た。今後は、感染試験での生残ヒラメ個体からゲノムDNAを抽出してMHC遺伝子のタイピングを行ったり、免疫関連組織の遺伝子発現解析等を行うことで、魚類の細胞性免疫機構の解明及びペプチドワクチンの有効性の検証が進むものと期待される。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 魚病細菌Edwardsiella tardaマダイ由来非定型株のゲノム解析2015

    • 著者名/発表者名
      中村洋路、西木一生、安池元重、藤原篤志、甲斐渉、高野倫一、坂井貴光、松山知正、中易千早、長井敏、小林敬典、乙竹充
    • 学会等名
      平成27年度日本水産学会春季大会
    • 発表場所
      東京海洋大学品川キャンパス
    • 年月日
      2015-03-27 – 2015-03-31

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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