研究課題
基盤研究(B)
本研究では、養殖魚への感染症に対して有効なペプチドワクチンがあるかどうかを探索した。対象としてヒラメに着目し、ヒラメのエドワジエラ症の原因菌(菌名:エドワジエラ・タルダ)が持つタンパク質の中から、抗原として働きやすいペプチド部分をコンピュータによって推測した。実際に11個の候補ペプチドを合成してそれぞれヒラメに接種し、エドワジエラ・タルダによる感染試験を行ったところ、従来免疫に用いているワクチン(菌体をホルマリン処理したワクチン)と同程度かそれよりやや良い割合でヒラメが生き残るペプチドが3つ見つかった。
バイオインフォマティクス