研究課題
基盤研究(B)
医薬品はごく稀に特定の患者で致死的な肝障害を引き起こす。原因は免疫系の個人差によると考えられている。個人差を含め動物で肝障害を再現することは困難だが、本研究ではこれを再現しうる動物の作出に成功した。将来的にこのマウスを使って事前にそのリスクが評価できる可能性がある。また、将来的にこのマウスでより鋭敏に毒性リスクを判定するための条件を決めるとともに背景機序についても明らかにすることができた。さらに、動物を用いること無く毒性評価が可能となる新たな実験系も構築した。
医薬品安全性学