我々は今回新たにGα12とp115RhoGEFのRHドメインの複合体結晶構造を決定した。先に報告したGα13とp115RhoGEFのRHドメインの複合体構造と比較して、p115RhoGEF活性化の違いを結晶レベルで解明した。大腸癌細胞においてがGRP受容体~Gα13~PDZ-RhoGEFシグナルが作用し、癌細胞の転移浸潤に関わっていることを明らかにした。更に、急性骨髄性白血病細胞の分化系システムをプロテオミクス解析する事で、新規RH-RhoGEFシグナルが分化の過程で作動していることを発見した。
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