研究課題/領域番号 |
24390126
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
紀ノ定 保臣 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50161526)
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研究分担者 |
中村 光浩 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (30433204)
伊藤 善規 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50159927)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | FAERS / 医薬品有害事象 / データマイニング / ビッグデータ / コミュニティ分析 / 人材育成 |
研究実績の概要 |
米国FDA有害事象データベース(AERS)から入手したデータを用いて大規模医薬品有害事象報告データベースシステムを完成させることができた。また、有害事象項目の複数組み合わせによる網羅的な抽出機能を実現し、併せて妥当な速度で検索する機能を実現し、機能としての所期の目的を達成した。 有害事象に関するデータの抽出と分析について、研究者のみならず、薬学系の博士課程後期大学院生および医学部3年生の学生、合計10名超の学生にも利用させ、有害事象の抽出・分析・成果のまとめを一連の流れとして手順を構築することができた。その成果は学内の研究成果報告会で発表した実績があり、高く評価された。大学院学生による研究成果は、現在、国際英文学術雑誌に投稿すべく、準備を進めている。これにより、医薬品適正使用支援システムの動作・性能検証、効率的な分析環境の構築、医薬品適正使用を推進するための人材育成(特に若手人材の育成)環境の構築が達成できたと判断した。 また、医薬品有害事象の分析のみならず、代謝パスデータベースや化合物の構造データベースを活用した知識の統合等も進めることができ、本研究課題に対する所期の目的は概ね達成できたと判断した。 現在投稿準備中の研究成果として、抗うつ薬であるSSRIを対象に、いわゆるビッグデータ処理手法の一種であるコミュニティ分析技術が極めて有効な手段であることが明らかになった。また、ビッグデータを処理する機能がAERSデータの分析には必須であり、本研究の成果は社会的にも大きく貢献できる内容であると判断した。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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