研究課題
平成25年度の末期腎不全登録事業は以下のスケジュールで実施した(7月16-18日に県立釜石病院とせいてつ記念病院、7月24-25日に県立大船渡病院と地の森クリニック、8月19日に西城病院、8月23日、24日に岩手クリニック一関、8月26日に県立千厩病院、9月10-11日に松原クリニック、9月18-19日に済生会岩泉病院、9月24-25日に国保種市病院、9月25、26、30日、10月15-17日、11月12日、12月11、12日に県立胆沢病院9月26日に県立江刺病院、10月7、9日に県立一戸病院、10月31日、11月1日に県立久慈病院、11月12-14日に県立宮古病院と宮古後藤医院、11月19-20日に二戸クリニック、11月21-22日に沼宮内クリニック、11月28日に雫石篠村クリニック、12月9-10日 いするぎ医院、12月16-18日 県立中部病院、12月16-17日 三島内科、12月18-20日 孝仁病院、12月24-25日 盛岡赤十字、12月26日 大日向医院、1月14-17日 矢巾クリニック、1月20-24日 三愛病院)。登録事業と同時に収集データの編集作業を実施した。まず平成25年5月の時点でデータ入力作業の終了した岩手県北部地域のデータ(沿岸地域:岩泉町、久慈市、宮古市、山田町、洋野町、内陸地域:一戸町、岩手町、雫石町、盛岡市、二戸市、矢巾町)の集計を行って、岩手県北部内陸沿岸地域での震災前後の透析患者死亡率変化について第49回日本循環器病予防学会に公表した。更に新規透析患者数の推移を第72回日本公衆衛生学会総会に公表した。津波被害の甚大であった沿岸地区で透析患者新規導入者が多かったことを見出し、2013年アメリカ腎臓学会学術集会の場で口述発表した。尚、2014年2月には岩手県全域でのデータセットを完成させ、2014年ヨーロッパ腎臓学会に演題応募して採択された。
2: おおむね順調に進展している
末期腎不全登録事業は予想以上に進んだ。しかし、平成25年度に予定していた厚生労働省への人口動態統計2次利用申請は、岩手県南部沿岸地区での死亡者情報特定に時間を要したため年度内での申請書類作成ができなかった。平成26年度当初には申請書作成と申請応募が可能な状態である。
岩手県全体での末期腎不全患者登録事業は今後も今までと同様のスケジュールで継続して実施していく。人口動態統計2次利用申請は昨年度できなかったため、平成26年度早期には申請を行って、平成21年1月から平成23年度までの死亡者の死因同定作業をまとめて平成26年度に実施する予定である。平成26年度は最終年度であり、データ編集、集計、統計解析を優先的に作業を進める予定である。
平成25年度当初予定では平成24年度分の調査を全ての施設で終了させる計画であった。平成23年度調査未了終了施設を優先して調査を行うスケジュールを組み、平成23年度までの調査が終了していた施設のスケジュールを年度後半に予定したが、前年度までに平成23年度分の調査を終了していた一部の施設では、年度内にスケジュールを組むことが出来なかった。前年度後半に調査の予定を立てていながら調査の出来なかった透析施設では、平成26年度に新たに調査予定を設けて、これらの調査の謝金と交通費等に前年度からの繰越金を充足させる予定である。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 12件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件)
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