研究課題/領域番号 |
24390165
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
喜多 義邦 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (30147524)
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研究分担者 |
上島 弘嗣 滋賀医科大学, 生活習慣病予防センター, 特任教授 (70144483)
高嶋 直敬 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (80435883)
松井 健志 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究開発基盤センター, 室長 (60431764)
三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 生活習慣病 / 発症登録 / コホート研究 / 遺伝子解析 |
研究概要 |
本研究の目的は循環器疾患(脳卒中および急性心筋梗塞)発症の動向(循環器疾患発症登録研究)とそれら疾患の危険要因(この場合、悪性新生物を含む)の新たな発見およびその寄与の推移を明らかにする(コホート研究)ことを目的とする。循環器疾患発症登録研究および生活習慣病コホート研究のいずれも滋賀県高島市で実施している。なお、循環器疾患発症登録研究は1988年以降継続しており、生活習慣病コホート研究は2002年以降継続している。 1988年から2013年3月末現在までに悉皆登録において脳卒中初発2730例、再発373例を登録した。また、急性心筋梗塞初発706例、再発17例を登録した。登録症例のうち1990年から2010年までの初症例を用いて脳卒中および急性心筋梗塞の発症の推移について観察したところ、出血性脳卒中(脳出血およびくも膜下出血)は依然わずかではあるが減少傾向を示したのに対して、脳梗塞は一貫して微増傾向を示した。また、急性心筋梗塞の発症率もわずかながら増加傾向を示している。 また、同時に実施している高島市におけるコホート研究では、2011年までに6943名(男性2643名、女性4300名)の同意協力者を得た。これらの同意者について、ベースライン調査として生活習慣に関する問診、老健法基本健診もしくは特定健診に定められている検査および本調査で実施している追加検査を実施した。また、遺伝子試料を含む生体試料も併せて採取した。 現在、コホート対象者の追跡調査の結果、死亡360例、転出116例、悪性新生物発症110例、脳血管疾患発症157例、急性心筋梗塞発症43例を登録した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コホート研究におけるベースライン調査の実施および生活習慣病の病院採録による発症登録ともに計画通り進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画に従って発症登録研究およびコホート研究を進めていく。
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