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本研究では、腸管上皮幹細胞移植による傷害腸管粘膜修復の基盤技術を確立することを目的とした。その結果、簡便で安定した新規の大腸粘膜傷害レシピエントマウスモデルを確立した。キレート剤処理と機械刺激で遠位大腸に限局した上皮剥離が生じる本モデルを利用し、上皮のrestitutionや陰窩再生など大腸粘膜修復過程の経時変化をとらえることが可能となった。また、本法と組合せた培養上皮細胞移植にも成功し、培養した小腸上皮細胞を異所性に大腸に移植した際の挙動を観察することも可能となった。本研究成果は論文発表、学術会議における発表およびプレス発表を通じ、積極的に社会へ発信した。
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