研究課題
プロバイオティクス候補としてClostridium (C.) butyricum (CB)を詳細に検討した。これまでのC. coccoides, C. leptumの46種類のカクテル同様、CBには健常時は、強力に免疫抑制性のFoxp3+制御性T細胞をノトバイオートシステムで誘導すること明らかとした。また、CBは急性DSS腸炎を抑制することを明らかとしたが、制御性T細胞ではなくIL-10産生性のマクロファージを介し腸炎を抑制することを、マクロファージ特異的IL-10欠損マウスを用いて証明し(Cell Host Microbe 2014)。さらに、CBはIL-10産生マクロファージのみではなく、CD11c+樹状細胞をSOCS3分子制御下でTGF-bを産生することで免疫制御に関与することを明らかとした(Immunity in revision)。以上、すでに、プロバイオティクスとして用いられている安全性が確認されているCBにおいて、プロバイオティクスのユニークな作用機序;すなわち、CBは健常時は制御性T細胞、炎症時には抑制性マクロファージと樹状細胞を介するという二相性の制御機構を示すことができたことを初めて明らかとした。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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