研究分担者 |
田澤 立之 新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (70301041)
中垣 和英 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 准教授 (90143635)
井上 義一 独立行政法人国立病院機構(近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター), 臨床研究センター, センター長 (90240895)
根井 貴仁 日本医科大学, 医学部, 助教 (30597670)
瀧澤 淳 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70463990)
横崎 恭之 広島大学, 保健管理センター, 准教授 (80210607)
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研究実績の概要 |
健常者5名、患者5名の末梢血単核球とbiotin化GM-CSFを反応させアビジン磁気ビーズを用いてソートしてきたGM-CSF自己抗体陽性B細胞からmRNA抽出、cDNA作製、IgM, IgG特異的なH鎖可変部の配列をもつPCR産物を得た。それを次世代シークエンサーにかけ、合計12万5千クローンの配列を得た。そのデータを抗体解析ソフト(international ImMunoGeneTics information system)により解析したところ、抗体をコードしているproductiveクローンが7万6千クローンあり、H鎖可変部のV領域、D領域、J領域のアミノ酸残基数、germ line配列からの変異率、アリル使用についてシークエンスをIgM型とIgG型の間、また、患者と健常者の間で比較したところ、患者、健常者ともにIgG型とIgM型のシークエンスには顕著な差がみられた。CDR1,2の変異率はIgGが圧倒的に高く、患者、健常者ともにほぼ等しい割合で、IgG型とIgM型のシークエンスを持っていた。IgG型とIgM型は異なるgermline alleleの組み合わせからなるが、患者毎に特定のCDR1,2,3配列が選択増殖していた。上記に加えて、自己免疫性肺胞蛋白症39名のdemographic data, clinical data, serum parameters (KL-6, CEA, SP-A, SP-D, GM-CSF autoantibody concentrations) を入力したデータベースを作成した。
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