研究課題
基盤研究(B)
本研究では、高グルコースが腎メサンギウム細胞においてグルコース応答性転写因子ChREBPを介して作動させるエフェクター分子群を同定し、それらを標的とした糖尿病性腎症の新たな治療法開発の基盤を構築することを目指した。ChREBPは、HIF-1α, PDGF-C, MBTPS1などのエフェクター分子を誘導し、糸球体メサンギウム細胞外基質の増大、メサンギウム細胞小胞体ストレス応答制御などに寄与した。エフェクター分子の抑制により糖尿病性腎症の病態が改善する可能性が示された。
糖尿病学