研究課題
アレルギーを含む多因子疾患において、近年複数の稀な遺伝子変異が疾患発症に強い影響を持つことが明らかとなり、これらの稀な変異により喘息の強い遺伝率を説明することができると考えられている。申請者はアレルギー疾患の遺伝要因の解明を目的に遺伝子多型および網羅的遺伝子発現解析を通して病態の解明を行ってきた。本研究では喘息発症に強い影響を与えるレアバリアントを同定する目的で次世代シークエンサーを用いたエクソーム解析を行った。プラットフォームとしてSOLiD5500, illumina、解析プラットフォームとしてはBroad InstituteのGenome Analysis Toolkit(GATK)を使用して、難治性ぜんそく患者を含む70名のエクソーム解析が終了した。また、コントロールとしては1000 Genome Project Phase Iの日本人エクソームサンプル89サンプルを使用した。複数の候補遺伝子変異が同定されており、現在は2次解析のための候補遺伝子変異のバリデーションを行っている。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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