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2014 年度 研究成果報告書

腹腔内化学療法におけるナノ粒子化抗癌剤の播種巣内浸透性を規定する諸因子の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 24390310
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関東京大学

研究代表者

石神 浩徳  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80372382)

研究分担者 北山 丈二  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20251308)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード腹腔内化学療法 / NK105 / ナノ化抗癌剤 / 繊維化 / 血管新生阻害
研究成果の概要

(1)胃癌MKN45の腹膜播種モデルにて、NK105の腹腔内投与はPTX群と比較して、播種の成立を有意に強く抑制した。解剖時の肝腎機能には差はなく、NK105の腹腔内投与は播種に対してより高い有効性を示すことが推測された。(2)播種結節の表面は多数のCD31陽性の微小血管を含む繊維性膜様構造が存在し、PTXの腹腔内投与後はこの血管群を強く障害させることが判明した。(3)腹腔内CD90(+)間葉系細胞は腹腔内に散布された癌細胞を集合させ、その生育に適した線維性間質を誘導することにより、腹膜播種の成立を促進させた。この細胞を標的とするDasatinibの臨床応用の可能性が示唆された。

自由記述の分野

腫瘍外科学

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公開日: 2016-06-03  

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