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ラット心筋梗塞モデルにおけるマウスES細胞由来心臓組織シート移植治療の系を用いて、治療メカニズムを検討した。ヌードラットを治療群と非治療群の2群に分類、マウスES細胞由来心臓組織シートを移植した。移植したシート・移植されたラットの心臓をリアルタイムqPCRやDNAマイクロアレイにて解析し、複数の治療効果を担う候補遺伝子を探索的に調べた。さらに候補として同定されたものの一つであるb-FGFのラット慢性期心筋梗塞モデルにおける徐放投与実験を行ったが、血管新生・心機能改善効果を認めた。本研究では心不全治療創薬の候補の効果を示すとともに、心不全治療創薬のスクリーニングを確立することができた。
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