研究課題/領域番号 |
24390336
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
寳金 清博 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90229146)
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研究分担者 |
黒田 敏 富山大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10301904)
七戸 秀夫 北海道大学, 大学病院, 助教 (80374479)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | もやもや病 / 血管内皮前駆細胞 / iPS細胞 / サイトカイン |
研究概要 |
1)もやもや病患者・末梢血における血管内皮前駆細胞(EPC)のFACS解析 新規に発生したもやもや病患者から採血を実施したのち、Ficol1による遠心分離にて末梢血中の単核球分画を分離した。その検体を用いてCD34,CD133,VEGFR2などのモノクローナル抗体を用いフローサイトメトリー(fluorescence activated cell sorting ; FACS)を実施して、各患者における血中EPC数を定量した。対照群との比較や、血行再建術前後での変化を統計学的に検討して、もやもや病小児例・成人例における末梢血中のEPC量を明らかにすることを試みた。現在までに成人患者19例、小児患者14例、健康ボランティア10例の採血とFACS解析が終了した。今年2月にpreliminary dataをまとめて、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)分担研究報告書に結果を報告した。 2))もやもや病患者由来iPS細胞の樹立 新たに発症したもやもや病患者(成人5名程度)と健康ボランティアを対象とし、血液を採取しTリンパ球をConAにて刺激し培養する。培養した細胞にセンダイウイルスベクターによりc-Myc、Oct3/4、Sox2、Klf4遺伝子を導入、発現させる。iPS細胞コロニーを単離し、培養増幅する。この実験計画を、北海道大学病院自主臨床研究審査委員会に提出し、承認された。また、この研究は平成25年度熊本大学発生医学研究所の共同研究課題に選択され、同研究所幹細胞部門、幹細胞誘導分野江良択実教授との共同研究として行われることとなった。現在、患者からの採血が始まっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
EPC研究に関しては、新規患者の登録を終え、術後採血を行うのみである。 iPS研究に関しては、IRB審査を終え、実際に患者からの採血が開始されている。
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今後の研究の推進方策 |
EPC研究に関しては、術後採血を進め、最終的な解析を行う。 iPS研究に関しては、患者血液からのiPS細胞株樹立をすすめる。
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次年度の研究費の使用計画 |
本研究計画が順調に経過した場合、国際学会での報告や国際学術誌での発表などの費用に充てられる。 平成24年度未使用額の発生理由として、研究の予定が遅れたことがあげられる。 また、その未使用額の25年度での使用予定は学会旅費や、試薬等に充てられる。
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