研究課題
抗CCP抗体陰性RA患者の新規自己抗体の同定をプロテインマイクロアレイであるProtoArrayによる一次スクリーニングとProtoPlexによるバリデーションによって試みた。ProtoArray Human Protein Microarray v5.0によるを用いた一次スクリーニングにより、15種のタンパク質に対する抗体で有意な発現の差を認めた。中にはinterferon regulatory factor 3 (IRF3)、toll-interleukin 1 receptor (TIR) domain containing adaptor protein (TIRAP)、solute carrier family 9 (sodium/hydrogen exchanger), member 3 regulator 1 (SLC9A3R1)など免疫機能に直接関係することが予想されるタンパク質に対する抗体も含まれており、バリデーションに進んだ。バリデーションではLuminexを使用することを計画していたが、情勢が変化したため、同じ会社が提供する同様の受託サービスであるProtoPlexを使用した。検体数を増やして行った解析の結果、pogo transposable element with ZNF domain (POGZ), transcript variant 3とAryl hydrocarbon receptor nuclear translocatorに対する抗体で有意な発現の差を認めたが、健常者と抗CCP抗体陰性患者で一次スクリーニングとは逆の発現パターンを示したため、解釈には充分な注意が必要となる結果となった。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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