研究課題/領域番号 |
24390428
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
横山 政宣 東北大学, 歯学研究科(研究院), 大学院非常勤講師 (20396500)
|
研究分担者 |
小川 徹 東北大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (50372321)
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (30178644)
船木 善仁 東北大学, 学内共同利用施設等, 講師 (50261491)
池田 清宏 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50168126)
山川 優樹 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80324010)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
キーワード | インプラント / バイオメカニクス / メカノバイオロジー / 高周波振動刺激 |
研究実績の概要 |
今年度は,骨粗鬆症モデルでのLMHF loadingの局所応用の骨形成活性効果と最適刺激条件の検索を行った。11週齢Wister雌性ラットに卵巣摘出術を施行した.16週齢にて,両側脛骨にを形成し,カスタムメイドの純チタン製インプラント(直径2mm×全長13mm)を埋入した.翌日より骨粗鬆症薬(parathyroid hormone:PTHおよびAlendronate:Ale)を再開,各群をさらに2群に分け,1群には振動刺激装置にて加速度0.5G,周波数50Hz,刺激時間15分/日,週5日の条件で全身的な低強度高周波振動刺激(WBV)を付与した.埋入後 1週および 4週にて屠殺し,片側脛骨は除去トルク試験に,対側はμCT画像解析および組織形態学的評価に供した.μCT画像解析では,インプラント周囲皮質骨及び海綿骨内に設定したROIの相対グレイ値により石灰化度を評価した. 除去トルク値は1週に比べ4週の群で,またSaline,Ale投与群と比べPTH投与群で有意に高く.PTHにWBVを付加した群では 1週,4週ともに他群と比較し有意な高値を示した. 相対グレイ値は,皮質骨において1週に比較して4週,またWBV付与群が付与しない群に比べ有意に高い値を示した.投与薬剤の違いによる差は認められなかった.一方,海綿骨ではPTH投与群はSaline群,Ale群と比べ有意に高い値を示した.治癒期間,振動刺激の有無による有意差は認められなかった. これらの結果からPTHにはインプラント周囲骨治癒促進効果があること,PTHとWBVの併用により,インプラント周囲骨形成が相乗的に促進することが示唆された.このことは,骨粗鬆症患者において,BP関連顎骨壊死を回避し,より確実かつ効率的なインプラント治療に貢献するものであると考えられる.
|
現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
次年度使用額が生じた理由 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
次年度使用額の使用計画 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|