| 研究課題/領域番号 |
24390472
|
|---|
| 研究機関 | 九州歯科大学 |
|---|
研究代表者 |
高田 豊 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40163208)
|
|---|
| 研究分担者 |
安細 敏弘 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80244789)
邵 仁浩 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10285463)
粟野 秀慈 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (20301442)
中道 郁夫 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (60419570)
吉田 明弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (20364151)
園木 一男 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (50316155)
後藤 健一 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (30549887)
藤井 裕樹 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (50623063)
秋房 住郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40295861)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
|
| キーワード | 予防歯科学 / 死亡率 / 高齢者 |
|---|
| 研究概要 |
Ｈ１０年の断面調査を受けた８０歳地域住民823名を対象として、Ｈ２１年度～Ｈ２３年度に１２年目の死亡・生存追跡コホート調査を実施したところ、１２年目調査時では、生存者276名、死亡者506名（うち死因不明77名）、生死不明42名であった。今回はＨ２１年度～Ｈ２３年度調査時点での生存者276名、死亡で死因不明者77名、生死不明者42名の合計395名を対象とした追跡コホート調査を実施し、１５年目の死亡・生存追跡コホート調査となる調査結果をＨ２５年５月３１日時点でまとめた。
前回の生存者276名中146名が生存しており、94名が死亡し36名が生死不明であった。前回調査での生死不明者42名中1名だけの生存を確認し、7名の死亡を確認し、残りの34名は生死不明のままであった。生死確認については、合計すると、395名の今回調査対象者中147名が生存し、178名が死亡し、70名が生死不明であった。死亡が確認された178名中、死亡原因と死亡時期が確認できたものが104名、死亡原因も死亡時期も不明であったものが59名、死亡原因は特定できなかったが死亡時期は特定できたものが15名であった。死因が特定できた104名中死因の主要疾患は老衰31名、肺炎21名、心不全14名などであった。
Ｈ１０年～Ｈ２５年５月３１日時点までを全体でまとめると、平成１０年に８０歳であった823名の対象者中１５年後の現時点で９５歳の生存者147名、死亡者606名、生死不明者70名であった。生死判別者だけを対象とすると、生存率19.5％、死亡率80.5％と４/５が死亡していた。平成２５年に１６年目の追跡を行う予定である。
平成１５年に８５歳であった２０７名の対象者中１０年後の現時点で９５歳の生存者70名、死亡者120名、生死不明者17名であった。生死判別者だけを対象とすると、生存率36.8％、死亡率63.2％であった。
|
| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
H10年度の健診を受けた827名の80歳住民を対象にした生死と死因と死亡年月の確認を平成14年度に実施（4年間の追跡調査）して210名の死亡と617名の生存を確認した（84歳時）。平成22年度にはその追跡調査（12年間の追跡調査）を行い509名の死亡と276名の生存を確認したが42名が生死不明であった（92歳時）。この死亡者509名中432名で死因が確認されたが、77名の死因は不明であった。
平成25年度には、平成24年度時点の生存者276名、死亡で死因不明者77名、生死不明者42名の合計395名を対象とした追跡コホート調査を実施する予定であり、この予定通り調査を実施して以下の結果を得ることができたため。①前回の生存者276名中146名が生存しており、94名が死亡し36名が生死不明であった。②前回調査での生死不明者42名中1名だけの生存を確認し、7名の死亡を確認し、残りの34名は生死不明のままであった。③生死確認については、合計すると、395名の今回調査対象者中147名が生存し、178名が死亡し、70名が生死不明であった。死亡が確認された178名中、死亡原因と死亡時期が確認できたものが104名、死亡原因も死亡時期も不明であったものが59名、死亡原因は特定できなかったが死亡時期は特定できたものが15名であった。④死因が特定できた104名中死因の主要疾患は老衰31名、肺炎21名、心不全14名などであった。
|
| 今後の研究の推進方策 |
Ｈ25年度は80歳827名住民の15年目の追跡調査・85歳住民210名の10年目の追跡調査であったが、Ｈ26年度は80歳者の16年目調査・85歳者の11年目調査となり、Ｈ27年度はそれぞれ17年目と12年目の調査となる。これらの前向きコホート調査を継続し、80歳時・85歳時の口腔・全身状態と17年間・12年間の死亡・死因等との関係を解明したい。
|
