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2014 年度 実績報告書

85歳207名と80歳827名の10年間と15年間死亡・死因追跡コホート調査

研究課題

研究課題/領域番号 24390472
研究機関九州歯科大学

研究代表者

高田 豊  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40163208)

研究分担者 安細 敏弘  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80244789)
邵 仁浩  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10285463)
粟野 秀慈  九州歯科大学, 歯学部, 講師 (20301442)
秋房 住郎  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40295861)
園木 一男  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (50316155)
藤井 裕樹  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (50623063)
中道 郁夫  九州歯科大学, 歯学部, 講師 (60419570)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード予防歯科学 / 死亡率 / 高齢者
研究実績の概要

H10年度の健診を受けた827名の80歳住民を対象にした生死と死因と死亡年月の確認を平成14年度に実施(4年間の追跡調査)して210名の死亡と617名の生存を確認した(84歳時)。平成22年度にはその追跡調査(12年間の追跡調査)を行い509名の死亡と276名の生存を確認したが42名が生死不明であった(92歳時)。この死亡者509名中432名で死因が確認されたが、77名の死因は不明であった。平成25年度に生存者276名、死亡で死因不明者77名、生死不明者42名の合計395名を対象とした追跡コホート調査を実施し、395名中、147名が生存し、178名が死亡し、70名が生死不明であった。死亡が確認された178名中、死亡原因と死亡時期が確認できたものが104名、死亡原因も死亡時期も不明であったものが59名、死亡原因は特定できなかったが死亡時期は特定できたものが15名であった。
平成26年度調査では、H25年度追跡の生存者147名とH25年度調査訪問した際に確認が得られなかった「死亡原因不明」2名と住所不明「所在不明」8名の合計157名の追跡訪問を実施した。157名(男36名、女121名)中で生死を確認できたものが150名、生死不明者7名であった。生死確認者150名中の生存者104名(男21名、女83名)、死亡者46名(男15名、女31名)であった。死亡46名中死因を把握できた者40名、死因が不明であった者6名であった。死因を把握できた40名中、老衰19名、心血管病7名(脳卒中3名、心不全2名、心筋梗塞2名)、肺炎6名、悪性新生物5名(前立腺癌2名、膵癌1名、胆管癌1名、胃癌1名)、腎不全2名、呼吸不全1名であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画通り疫学調査を実施してその結果をまとめているから、おおむね順調に進展していると考えている。ただ、対象が96歳以上の超高齢者ばかりのため、生死不明・死因不明・死亡年月不明・住所不明・連絡先不明などの問題が多く発生して調査結果の信頼性がやや低下している。

今後の研究の推進方策

平成26年度に実施した、「福岡県96歳追跡調査」において、アンケート結果に協力した人・訪問調査により存命が確認された人を対象に「97歳の健康状態」について追跡して調査し、健康状態・死亡原因調査を行い、今後の超高齢者の現状を把握する。平成26年度にアンケート等・訪問調査の結果から当時満96歳・「生存確認102名」に対してアンケート調査を実施し、未回収の対象者に対しては訪問する。なお、地域は福岡県北九州市(1区8市町村)の80歳当時の対象市町村とする。「生存確認」には、アンケート調査票を発送してから、未着者に対して2週間後に督促はがきを差し出す。それでも回収なければ、再度、1週間後に督促はがきを発送する。未着や転居等についての住所不明や転居不明は、備考欄に注釈を付ける。それ以外は戸別訪問を実施し、転居の場合は、対象者の近隣の住人にヒアリングする。また、「電話によるフォロー確認」についても実施する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件)

  • [雑誌論文] Serum total cholesterol concentration and 10-year mortality in an 85-year-old population.2014

    • 著者名/発表者名
      Yutaka Takata, Toshihiro Ansai, Inho Soh, Shuji Awano, Ikuo Nakamichi,Sumio Akifusa, Kenichi Goto, Akihiro Yoshida, Hiroki Fujii, Ritsuko Fujisawa, Kazuo Sonoki
    • 雑誌名

      Clinical Interventions in Aging

      巻: 9 ページ: 293 – 300

    • DOI

      doi.org/10.2147/CIA.S53754

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Cognitive function and 10-year mortality in an 85-year-old community-dwelling population.2014

    • 著者名/発表者名
      Yutaka Takata, Toshihiro Ansai, Inho Soh, Shuji Awano,Ikuo Nakamichi, Sumio Akifusa,Kenichi Goto, Akihiro Yoshida,Hiroki Fujii, Ritsuko Fujisawa, and Kazuo Sonoki
    • 雑誌名

      Clinical Interventions in Aging

      巻: 9 ページ: 1691-9

    • DOI

      doi: 10.2147/CIA.S64107

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-06-01  

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