研究課題
本研究では、平成10年の80歳824名と平成15年の85歳207名を対象にして歯科調査データ(残存歯数・咀嚼能力など)と全身データの断面調査をそれぞれ実施した。その後、平成26年度までに80歳者で16年間、85歳者で11年間の生死・死因調査を実施し、平成26年度調査で生存確認ができた102名(男29名、女73名)を対象にして平成27年度の調査を行った。調査対象地域は福岡県の北九州市戸畑区(28名)、宗像市(24名)、行橋市(15名)、豊前(10名)、勝山(9名)、苅田(7名)、築城(5名)、豊津(3名)、新吉富(1名)であった。これら97歳の102名中、生存確認71名、死亡確認26名、生死不明5名であった。死亡確認された26名中24名で死因を把握できた。確認された死因は、老衰9名、肺炎8名、心不全3名、脳梗塞2名、腎不全1名、肺塞栓1名であった。平成24年度・25年度・26年度・27年度の4年間にわたる本研究で、平成10年に開始したコホート追跡調査を17年間実施終了した。この80歳住民824名中、生死を確認できた者750名、生死不明の者74名であった。生死を確認できた者750名中、生存者88名(11.7%)、死亡者662名(88.3%)であった。死亡を確認できた662名中心血管病死167名、癌死99名、呼吸器疾患死134名、老衰死104名であった。生存者にはアンケート調査を行った。健康状態(よい11名、まあよい8名、ふつう8名、あまりよくない3名、よくない2名、入院・入所中39名)、着替えができるか(はい18名、いいえ5名)、トイレができますか(はい20名、いいえ3名)、入浴できますか(はい9名、いいえ15名)、日用品の買い物ができますか(はい8名、いいえ15名)、自分で食事の用意ができますか(はい4名、いいえ19名)、新聞を読みますか(はい14名、いいえ9名)。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (2件)
Geriatrics and Gerontology International
巻: なし
doi: 10.1111/ggi.12687. [Epub ahead of print] PMID: 26799814
Journal of Periodontal Research
doi: 10.1111/jre.12348. [Epub ahead of print] PMID: 26740384
Japan Dental Association
巻: なし ページ: 58-65
巻: なし ページ: 66-70