研究課題/領域番号 |
24390489
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
神田 清子 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (40134291)
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研究分担者 |
武居 明美 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 助教 (70431715)
高井 ゆかり 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 講師 (00404921)
堤 荘一 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (30323356)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | がん化学療法 / 末梢神経障害 / 尺度開発 / アセスメントツール / 文献検討 / ケアマネジメント |
研究概要 |
本年度の研究目的は、文献およびこれまでの研究蓄積から、暫定版の尺度項目を抽出する。アジア圏を代表し、韓国の専門家から質問項目の妥当性に関して意見を聴取することであった。 文献では、末梢神経障害を評価するアセスメントツールに利用されている内容と頻度を明らかにするために、日本文献を2004-2012年「がん、化学療法、末梢神経障害」で検索をかけ(1)テキスト17件(2)原著論文73件を整理した5その結果、日本では両者ともアセスメントツールとしてはNCI-ETCAE,DEB-NTCを複数利用していたが、そのほか、FACT/GOG-Ntx,自覚症状質問票、振動感覚計AU-02Bなどアセスメントツールには多様性があり統一されていない状況が明らかにされた。 世界での原著論文はPubmedにて2008-2012年「peripheral neuropathy, Chemotherapy, Nursing」で検索をかけ11件が対象論文になった。その結果はアセスメントツールとしては、NCI-ETCAE,FACT/GOG-Ntxが使用されここでも統一されていない。尺度としではGOG-Ntxが使用され,その後2013年EuropeanからQLQ-CIPN20が新たに尺度開発された。これらの文献と質的帰納的に導きだされた内容から尺度項目を抽出した。 その後、アジア文化圏である韓国の専門家から質問項目の妥当性について意見を聴取し、質問項目の再検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
質問項目を内容から尺度項目を抽出し、検討が行えたので概ね順調と判断する
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今後の研究の推進方策 |
専門家による妥当性の検証を経て暫定版尺度を完成.全国4施設300名程度を調査し,尺度の信頼性・妥当生を検討する。研究分担者が辞職等をして、分担者変更による支障がないようにすることが課題となる。
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次年度の研究費の使用計画 |
調査施設に設置するパソコン機器等の一式が見積時より低価格で入手できたことにより残金が生じた。24年度の残金と25年度の研究費を合わせ、経費は調査票の印刷、調査交通費、調査者の雇用、情報収集および学会発表のために経費、教材作成費に使用する。
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