研究分担者 |
堤 荘一 群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (30323356)
李 範爽 群馬大学, 保健学研究科, 講師 (50455953)
藤本 桂子 群馬大学, 保健学研究科, 助教 (80709238)
石田 和子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (30586079)
瀬山 留加 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10412991)
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研究概要 |
本年度の研究目的は,慢性の末梢神経障害包括的主観的尺度暫定版の作成,慢性の末梢神経障害包括的主観的尺度改定版の作成およびチームでのケアマネジメントに対する教材を作成することの3点であった. 具体的には,1.慢性の末梢神経障害包括的主観的尺度暫定版(原案)の作成:文献検討と質的帰納的研究から導かれた慢性の末梢神経障害包括的主観的尺度の原案150項目を作成した. がん看護とがん医療の専門家による妥当性の検証①理論的概念枠組みの下位尺度名と質問項目があっているか(一致率)②質問の内容がわかりやすいか,表現方法などを検討した.尺度作成手順に基づき精度の高い130項目の暫定版尺度原案を完成させた.その際,類似の文化を持つ韓国において, がん看護専門看護師による妥当性についての意見を聴取し,質問票に反映させた. プレテストを経て, 地域差・気候を考慮した全国2施設にて,調査を開始した.対象者の基準はエルプラットやタキサン系薬剤を6回以上使用し,慢性の末梢神経障害を有する者に対して,130項目からなる暫定版尺度の調査を行った. 2.慢性の末梢神経障害包括的主観的尺度改定版の作成:暫定版について対象者100名のデータ収集を行い, 項目分布等を検討し, 質問項目を精選し40項目の改訂版案を作成した.対象者数を増加させるために2施設の倫理審査を加え,データ総数が300に達するまで調査を継続している. 3.チームでのケアマネジメントに対する教材を作成・準備を行うことであったが,アセスメント指標の一つと考えていた尺度開発が途中で有り,2を優先させ調査を行っている.
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