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2014 年度 実績報告書

化学療法に伴う末梢神経障害の尺度開発によるケアマネジメントの包括的評価

研究課題

研究課題/領域番号 24390489
研究機関群馬大学

研究代表者

神田 清子  群馬大学, 保健学研究科, 教授 (40134291)

研究分担者 瀬山 留加  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (10412991)
堤 荘一  群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (30323356)
石田 和子  新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (30586079)
李 範爽  群馬大学, 保健学研究科, 准教授 (50455953)
藤本 桂子  群馬大学, 保健学研究科, 助教 (80709238)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードがん化学療法 / 末梢神経障害 / 尺度開発 / アセスメントツール / 統計処理
研究実績の概要

本研究の目的は,化学療法による末梢神経障害を計量的に測定する尺度開発を行い, ケアマネジメント介入に関して包括的(既存の主観的評価・開発した主観的評価尺度,理学的所見・ストレス測定などの客観的評価)評価のモデルを示し, 効果的なマネジメントの提案を行うことである.
そのため26年度は, 1.尺度開発のため対象者が300名になるよう対象者を増加させることであった. 4施設で調査を進め, 26年度3月までに287名のデータ収集を行ったが, 無回答等の理由から3件を削除し, 有効回答284名であった. 調査データの集積を進めていっている. また,データ数が目標に達しないため調査施設を1件追加し, 目標数に達するようしている. また, 目標数に達したらすぐに分析に取りかかれるようデータの精選を行い下記の統計ができるよう準備している. すなわち,1)項目の固定:項目反応分布・項目と全体相関の検討・因子負荷量0.4以下項目を除外する.2)信頼性の検討:(1)内部一貫性(内的整合性)Cronbacha係数,(2)折半法,3)妥当性の検討:因子妥当性など尺度開発の手順にそって信頼性と妥当性のある尺度を完成,(1)仮説的構成概念,構成概念妥当性,基準関連妥当性を検討する.
2.ケアマネジメント介入に関して包括的評価のモデルを示す介入計画を作成
介入の教材作成のシナリオ作成などに取り組み準備をしている.末梢神経障害を有する対象者がいる施設を選択した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

慢性の末梢神経障害が生じるレジメンは増加しているが, 対象者の範囲を6クール以上化学療法が終了している者としているため, 対象者が限定される. 繰り返し治療を行っており対象者の人数が限られてしまう.

今後の研究の推進方策

調査施設を1カ所増加させたが, 小規模施設における調査は効率性が悪い. そのためスタッフの協力は不可欠であり, 調査施設における効率性について管理者や協力者と話し合い調査のためのシステムを円滑にする.

次年度使用額が生じた理由

データ収集が300名に達しておらず, それを使用した尺度による教材作成が遅延しているためデジタル教材を作成する金額が持ち越しとなった.

次年度使用額の使用計画

デジタル教材作成費用として使用
介入用の教材および作成パソコン購入

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 大腸がん患者における持続性末梢神経障害が社会生活に及ぼす影響2014

    • 著者名/発表者名
      中澤健二,神田清子,京田亜由美[他]
    • 雑誌名

      北関東医学

      巻: 64 ページ: 313-323

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] がん患者のQOL尺度を用いた研究の動向と課題2014

    • 著者名/発表者名
      佐藤 那美, 菊地 沙織, 今井 洋子, 藤本 桂子, 神田 清子
    • 雑誌名

      群馬保健学紀要

      巻: 34 ページ: 41-51

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 化学療法に伴う慢性末梢神経障害の程度とQOLとの関係2014

    • 著者名/発表者名
      大崎 香織, 神田 清子, 菊地 沙織, 藤本 桂子, 徳満 葉子
    • 学会等名
      第34回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      奈良
    • 年月日
      2014-11-28 – 2014-11-29
  • [学会発表] EMOTIONAL RESPONSES TO PERIPHERAL NEUROPATHY EXPERIENCED BY COLORECTAL CANCER PATIENTS IN JAPAN2014

    • 著者名/発表者名
      Kiyoko Kanda,Akemi Kanda, Keiko Fujimoto
    • 学会等名
      18th ICCN
    • 発表場所
      Panama
    • 年月日
      2014-09-08 – 2014-09-11
  • [図書] 成人看護技術:がん・ターミナルケア2015

    • 著者名/発表者名
      神田清子,二渡玉江編集 石田和子著
    • 総ページ数
      280
    • 出版者
      メジカルフレンド社

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公開日: 2016-06-01  

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