本研究は、クリティカルケア領域の家族ニードとコーピングを測定する改訂版CNS-FACEを作成し、これまでに開発した標準的家族看護モデルを基に、家族ニードとコーピングを満たすための家族看護モデルを検討した。その結果、現行版のCNS-FACEを改訂し、CNS-FACEⅡを完成させた。CNS-FACEⅡは、全31の行動評価項目から構成され、ニードの6カテゴリーとコーピングの2カテゴリーを評価するものである。また、実測データを基に、「重症救急患者の標準的家族看護モデル」との整合性を検討し、CNS-FACEⅡによって家族ニーズとコーピングを評価することで、各期のケアが実践可能であることを確認した。
|