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2015 年度 実績報告書

入浴事故の実態解明と入浴の安全性および危機管理システム構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24390492
研究機関群馬県立県民健康科学大学

研究代表者

肥後 すみ子  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (90320770)

研究分担者 深井 喜代子  岡山大学, 保健学研究科, 教授 (70104809)
村木 克爾  岡山県立大学, デザイン学部, 教授 (30254600)
小澤 芳子  山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (60320769)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード入浴 / 立位動作 / 前期高齢者 / 脳血流量
研究実績の概要

高齢者の入浴による生体反応と脳血流の変動から入浴中に発生する起立性低血圧及び失神、意識障害との関連を検討し、安全で快適な入浴の示唆を得ることを目的に実験を行った。対象者は地域に在住し、高血圧、心疾患、糖尿病、認知症のない前期高齢者8名であった。平均年齢は70.0±2.0歳、BMIは21.9±2.1であった。研究方法は、湯温40±1℃、環境温度は26~28℃を維持し、入浴前後の安静15分、入浴5分、立位を入浴前、入浴5分後、入浴後安静15分後に1分間を3回実施した。データ収集は、同一被験者に浴槽内に湯を張った入浴群と湯を入れない空浴群を実施した。湯につかる深さは浴槽内で座位になり腋下部位までとした。
入浴方法は、湯に浸かるだけとした。測定項目は、生理的指標として口腔体温、血圧、心拍数及び自律神経(MemCalc/tarawa、諏訪トラスト社製)、脳血流量は携帯型近赤外線組織酸素モニター装置(Pocket NIRS Duo,ダイナセンス社製)を用いた。
その結果、2群間の比較をみると収縮期血圧、心拍数、体温とも入浴群がのほうが有意に高かった。自律神経活動では2群間の有意差は認められなかった。脳血流に関しては酸素化ヘモグロビンが、2群間の比較では入浴5分後の立位時に入浴群が有意に低下した。なお、実験中に立位時に眩暈を自覚したものが1名いたが、入浴前の立位から発生していて日常生活でも認められており入浴と関連したものではないと推測される。以上の結果から、湯温40℃で5分間の入浴では著しい変化は認められなかった。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 群馬県内での入浴事故発生のリスク要因に関する検討2015

    • 著者名/発表者名
      肥後すみ子
    • 学会等名
      第35回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      広島国際会議場(広島県)
    • 年月日
      2015-12-05 – 2015-12-06

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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