研究課題
基盤研究(B)
75g糖負荷試験で妊娠糖尿病(Gestational diabetes mellitus; 以下GDM)と診断された妊婦は正常耐糖能の妊婦に比べ、高い非妊時体格、低い自己効力感、高い炭水化物エネルギー比率、少ない食物繊維摂取量などバランスの悪い食事を摂取している傾向にあった。分娩時は回旋異常から吸引分娩、鉗子分娩、緊急帝王切開に至る傾向にあり、LGA児の発症率が高く、高ビリルビン血症の出現率が高かった。また、2割の女性が産後に境界型または2型糖尿病と診断された。GDMと診断された妊婦に対して、妊娠期から産後まで継続的にフォローアップする必要性が示唆された。
助産学