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2012 年度 実績報告書

16歳以上の虐待被害者を対象とした包括的継続的自立支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24390506
研究種目

基盤研究(B)

研究機関長崎大学

研究代表者

花田 裕子  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (80274744)

研究分担者 岩瀬 信夫  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (40232673)
北島 謙吾  京都府立医科大学, 医学部・看護学科, 教授 (30204887)
小澤 寛樹  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (50260766)
本田 純久  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (90244053)
星 美和子  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (70433133)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード児童虐待 / 自立支援 / 養育 / 里親0
研究概要

研究計画書で予定した、1年目の計画はすべて遂行できた。1.国際シンポジュム「児童虐待被害者の自立支援を考える」を長崎大学医学部記念講堂で児童虐待防止協会の協賛を受けて11月30日に開催。米国と台湾から児童虐待およびに子ども若者支援の専門家を招聘した。国内、県内の専門家2名による日本の現状報告と会場からの質疑で半日のプログラムを終了した。参加者は120名研究。2.海外の情報収集:国際児童虐待防止学会(9月トルコイスタンブール)に関連演題発表をした自立支援関連の発表者と情報交換を行、世界的に虐待に特化した自立支援はしていないが、思春期問題のなかで自立支援を継続的に行っている(オーストラリア、アメリカなど)。3.疫学研究:ファミリーホーム対象の質問紙調査は、年1回開催される連絡協議会(8月26日仙台)に参加してインフォームドコンセントト取り、連絡協議会の同意のもとで調査を実施した。事前に連絡協議会の協力が得られたため事務局から144通発送していただき85回収。現在解析中。(4)インタビュー:ファミリーホーム対象疫学調査時に、はがきを同封して困難事例の聞き取り調査に応じてくれる家庭を募り27件の同意を得られた。承諾家庭は10%程度と予測したが19%であった。5名の精神看護学の教員が分担してインタビューを実施した。電話による聴取希望は2件であった。質的分析は25年以降行う予定。インタビューでは、虐待被害と児童相談所が認定していない子供にも虐待された成育歴があり、養育するうえで多くの困難を感じている。基本的生活習慣の未修得、対人関係形成の困難、性的逸脱行動や万引き、暴力行為、家出などの問題行動、社会的なマナーやルールを知らないなど自立するうえで大きな障害となっていた。また学習の問題も共通していて塾や個別指導などさまざまな工夫をして学習の遅れを支援していた。また趣味や得意なものを身に着けられるように習い事や旅行、子供会への積極参加などにとりくんでいた。しかし18歳での自立は難しく、その後の支援の必要性が語られていた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画は順調に進行している。調査のために前年度に調査対象の集団の会議に挨拶と依頼に行くことで、調査協力を得やすいことが分かってきたためその旅費が発生している。24年度の調査は、ファミリーホーム協議会の事務局の協力があったため60%の回収率であった。

今後の研究の推進方策

質問紙調査は、里親対象の場合、住所を公開していないため連絡協議会や各地の里親会に発送を依頼しなければいけないため、協力要請にはかなり困難を伴っている。そのため、前年度から全国里親会の同意を得て、里親会と連携していることを明記して調査依頼をしている。

次年度の研究費の使用計画

次年度使用額159803円は、インタビューに関わる旅費に関して生じている。インタビュー対象者が、11月開催の国際シンポジュウムに参加してくれたため、当日の朝に福岡、大分、諌早市の対象にインタビューを実施できたことと格安航空運賃の活用によって生じた。25年度は、児童精神科医2名の講演会を計画しているのでその旅費に運用する予定。

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公開日: 2014-07-16   更新日: 2014-12-15  

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