研究概要 |
1,チェコ・ナープルステク博物館、プラハ国立美術館所蔵の浮世絵(ナープルステク)・絵人版本(国立美術館)の調査・デジタル撮影を現地カレル大学院生三名の協力を得て実施し、それぞれ9脳の収蔵資料の調査を終えた。さらに西ボヘミア博物館所蔵浮世絵についても、プラハ国立美術館の斡旋により全収蔵品の撮影が完了した。なお、カレル大学では、全6回にわたる浮世絵・版本資料の研究方法に関するワークショップを実施した。また、データベースへの登載を完了した。 2,ギリシャ・コルフ東洋博物館所蔵浮世絵・版本について、セインズベリー日本文化芸術研究所研究員2名、東洋博物館1名の協力を得て、調査・デジタル撮影を実施した。現収蔵品の調査は完了したが、調査機関中、本資料群の旧蔵者の子孫から100年の時を経て追加資料の寄贈があり、次回に持越された。 3,ドイツ・ハンブルグ工芸博物館所蔵浮世絵の調査を90%実施し、それに対するデジタル撮影・データ処理も完了した。 4,イタリア・サレジオ大学図書館、ヴェネチア東洋美術館、キォッソーネ東洋美術館の版本・浮世絵資料について、ヴェネチア大学研究員1名、院生3名、日本からの補助者2名により実施し、全体のサレジオ大学は70%、後者2件は、全作品のデジタル撮影を完了した。 5,英国・ウェールズ国立博物館・大英博物館・スコットランド国立博物館の浮世絵・版本について、それぞれ調査撮影を実施し、ウェールズ・スコットランドは、全作品の撮影を完了した。ヴィクトリア&アルバート博物館の追加撮影分を完了し、全体の完成画像を納品した。 6,ベルギー王立歴史美術館、王立図書館の浮世絵の調査・撮影を完了した。 7,スイス・バウアーコレクション、ジュネーブ市立博物館浮世絵の調査・撮影を完了した。 オランダ・ライデン民族学博物館所蔵浮世絵の撮影を開始し、約60%を完了した。
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