研究課題/領域番号 |
24402017
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
菊谷 達弥 京都大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (80183789)
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研究分担者 |
塩地 洋 京都大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (60215944)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 成果主義賃金 / 自動車ディーラー / コミッション / 国際比較 / 報酬制度 |
研究概要 |
フランスにあるGERPISAの研究者と協力し、欧州における自動車ディーラーのアンケート調査を実施する準備を行った。すなわち、まず日本の自動車ディーラーを対象とした過去のアンケート調査の結果、およびアジア・欧州におけるディーラー調査の結果をもとに、ディーラーの経営と組織の特質、経営環境、セールスパーソンの技能形成、報酬制度などを調査するアンケート票の内容を検討し、これを作成した。調査票は、契約理論などの理論的な基礎に支えられながら、欧州各国における実態の多様性を捕捉するものでなければならず、内容の検討については時間を要した。そして、GERPISAの研究者の協力をえながら、アンケート調査実施の具体的な手順を整えた。 同時に他方で、アジアについては中国、韓国、フィリピンなど、欧州についてはフランスにおいて、自動車流通とディーラー経営の実態、セールスパーソンの技能形成および報酬制度について聞き取り調査を行った。これらの成果の一部は論文として公表された。また、アンケート調査票を作成するための基礎資料として利用された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
海外アンケート調査は毎年少しずつ行う予定であったが、調査票の検討に手間取ったこと、およびJERPISAの協力が得られることで欧州はまとめて実施することが可能となり、一度に実施した方が手間やコストが節約できることから、最終年度にまとめて実施することになった。
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今後の研究の推進方策 |
ディーラーへの聞き取り調査を続けるとともに、JERPISAの研究者の協力を得て、欧州(フランス、ドイツなど)において、できるだけ多くの自動車ディーラーを対象としたアンケート調査を実施する。
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次年度の研究費の使用計画 |
海外アンケート調査は毎年少しずつ行う予定であったが、調査票の検討に手間取ったこと、およびJERPISAの協力が得られることで欧州はまとめて実施することが可能となり、一度に実施した方が手間やコストが節約できることから、最終年度にまとめて実施することになった。 JERPISAの研究者の協力を得て、欧州(フランス、ドイツなど)においてできるだけ多数の自動車ディーラーを対象としたアンケート調査を実施する。このための調査票の印刷・発送・回収、および調査結果のデータ入力などに使用する。また引き続き、各国ディーラーに対する聞き取り調査を実施する。そしてこれらの結果を取りまとめる。
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