研究課題
最終年度につき、研究テーマ「中国朝鮮族の移住労働における女性の役割と「トランスナショナルな家族」の研究」に即したまとめと成果を出せるよう以下の具体的調査研究を行った。担当は、研究分担者間で分業した。1、中国・延辺朝鮮族自治州における出稼ぎ経験女性へのインタビュー調査 2、韓国・ソウル圏に在住する中国朝鮮族へのインタビュー調査、および水原移住労働者支援センターへのインタビュー調査 3、日本関西圏在住の中国朝鮮族へのインタビューおよび生活実態に関するアンケート調査。以上をもとに、3回の研究会(5月31日関西学院大梅田キャンパス、7月26日大阪経法大学東京麻布台セミナーハウス、2月1日関西学院大梅田キャンパス)と1回の公開国際シンポジウム(11月15日一橋講堂)を開催した。国際シンポジウムには、延辺大学社会学部金花善教授を招請し、金教授より「中国朝鮮族家族の現況」と題した講演を受けた後、林梅(関西学院大学助教)「朝鮮族村の包摂と排除の仕組みから考える移動」と玄善允氏(大阪経済法科大学客員教授)「留守家族児童の「心のうち」を探る方法の模索―『中国朝鮮族中学生優秀作品選』の資料的可能性と限界をめぐって―」2本の報告があり、その後討論が行われた。中国の社会状況を反映して、中国内における少数民族状況調査の範囲が限定される傾向にあるという制約条件下で、当初の計画通り、韓国や日本の朝鮮族コミュニティーにおける調査を拡充することにより、朝鮮族移住労働をめぐる女性、家族、教育といった主要研究目的を質的量的に一定水準まで達成することができた。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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朝鮮族研究学会誌
巻: 第4号 ページ: 14-22
香川大学経済論叢
巻: 第87巻第3・4号 ページ: 185-216
在日済州人センター叢書
巻: 第2号 ページ: 137-173
中国研究学会誌
巻: 4号 ページ: 23-46
東アジア研究
巻: 63号 ページ: 1-16
教育
巻: No. 831 ページ: 120-123
朝鮮史研究会論文集
巻: 第52号 ページ: 99-122
コスモポリス
巻: 第8号 ページ: 53-58
巻: 第62号 ページ: 99-111
先端社会研究紀要
巻: 第12号 ページ: 1-14
北東アジア地域研究
巻: 第20号 ページ: 65-86
在日コリアンの生活文化と変容
巻: 第4号 ページ: 91-118
21世紀社会研究所紀要(大阪経済法科大学)
巻: 第5号 ページ: 21-38