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2015 年度 実績報告書

フランス通常教育の学業不振児課程への障害児統合の実態とインクルージョンの俯瞰図

研究課題

研究課題/領域番号 24402050
研究機関独立行政法人国立特別支援教育総合研究所

研究代表者

棟方 哲弥  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 企画部, 上席総括研究員 (70229938)

研究分担者 田中 良広  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 教育研修・事業部, 総括研究員 (70392933)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードフランス / インクルーシブ教育 / 海外学術調査 / 学業不振 / 就学 / 知的障害
研究実績の概要

(本年度の研究実施状況)
本年度は、最終年度のまとめとして「フランスにおけるインクルーシブ教育の現実と今後の展開を探る」と題した公開シンポジウムを開催した。シンポジウムでは研究代表者からフランス通常教育の学業不振児課程への障害児統合の実態についての報告の後、Philippe MAZEREAU氏(Caen Normandie大学)(本研究の協力者であるINS-HEAの名誉教官Andre; PHILIP氏の共同研究者)からフランスの学習不振児課程の成立過程とその現状を、次いで、Anne Auvrignon氏(Armand-Trousseau病院)(「Exiles mentaux」(2014)の著者)は重度の知的障害児者のベルギーへの越境就学を含めた「sans solution(支援策無し)」と呼ばれる重要な課題を報告した。合わせて2名の研究者からはフランスのインクルーシブ教育を俯瞰するための情報に関する聞き取りを行った。
(本年度の研究成果)
フランスの学習不振児課程の成立過程については、1909年法から2005年法という節目を経た法的な背景、1988年における知的障害の定義の変更により、通常の教育課程に組み入れられた経緯が明らかにされた。また、重度の知的障害児者のベルギーへの越境就学を含めた「sans solution(支援策無し)」と呼ばれる課題は、インクルーシブ教育を目指すフランスにおける就学の現実の課題の一端を顕在化させた。合わせて、我が国で現在検討が行われている後期中等教育段階における支援のユニット並びに、病気の子どもの教育における教員配置、医療的ケアに関する情報が得られた。
フランスはインクルーシブ教育システムの構築に向けた改革を継続しており、教員資格の改革など、今後、引き続き注視が必要である。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [学会発表] フランス通常教育の学業不振児課程への障害児統合の実態2016

    • 著者名/発表者名
      棟方哲弥
    • 学会等名
      公開シンポジウム「フランスにおけるインクルーシブ教育の現実と今後の展開を探る」
    • 発表場所
      東京( TKP品川カンファレンスセンター )
    • 年月日
      2016-03-18
  • [学会・シンポジウム開催] 公開シンポジウム「フランスにおけるインクルーシブ教育の現実と今後の展開を探る」2016

    • 発表場所
      東京( TKP品川カンファレンスセンター )
    • 年月日
      2016-03-18 – 2016-03-18

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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