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2015 年度 実績報告書

スマトラ巨大地震発生後のスマトラ断層:余効変動の収束と新たな歪み蓄積過程の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24403005
研究機関高知大学

研究代表者

田部井 隆雄  高知大学, 教育研究部自然科学系理学部門, 教授 (40207220)

研究分担者 木股 文昭  公益財団法人地震予知総合研究振興会, 東濃地震科学研究所, 副主席研究員 (10089849)
伊藤 武男  名古屋大学, 環境学研究科, 講師 (40377982)
太田 雄策  東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50451513)
堤 浩之  京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (60284428)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードスマトラ断層 / プレート境界 / GPS / 地殻変動 / インドネシア
研究実績の概要

本研究の目的は,インドネシア国スマトラ島北西部においてGPS観測,地震観測,変動地形調査を実施し,2004年スマトラ沖超巨大地震に伴う余効変動の収束過程と,内陸スマトラ断層における新たなひずみ蓄積過程を解明することである.平成27年度は6月前半に1名が変動地形調査を,9月後半に4名がGPS観測と地震観測を実施した.観測には現地シアクアラ大学の全面的協力を得た.これらは前年度までの作業を継続するものであるが,今年は最終年度の4年目にあたることもあり,観測網の一部の整理を行った.
2005年以降GPS連続観測を継続していたシアクアラ大学構内の観測点が校舎建替工事のため移転を余儀なくされ,別の建物に新観測点を設営した.スマトラ断層沿いに点在するその他の10点のGPS臨時観測点においては,従来通りそれぞれ2-3日間の観測を行った.3点で実施していた地震観測に関しては,現地機関の地震観測網の充実に伴いその役目を終えたと判断し,機材を撤収した.変動地形調査においては,1ヶ所でトレンチ掘削調査を実施し,過去3回の断層活動履歴を認定した.また2ヶ所においてクリープ測定を行い,年間数mmの断層変位を確認した.
地殻変動の進行や地震活動の推移,トレンチ調査で採集した試料の年代測定など,研究課題はまだ残されているものの,最終年度としての研究のとりまとめを行った.国際測地学会が発行するSymposia Seriesに本研究全体に関する内容を紹介した論文が平成27年10月にオンライン発行となった.また,スマトラ断層のクリープ測定結果を日本地質学会(9月,長野市)で発表した.さらに,スマトラ断層に連続して発生した地震のメカニズムをGPS観測に基づいて解析し,Earth Planets, and Space誌に投稿した(平成28年4月にオンライン発行となった).

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [国際共同研究] シアクアラ大学/バンドン工科大学(インドネシア)

    • 国名
      インドネシア
    • 外国機関名
      シアクアラ大学/バンドン工科大学
  • [雑誌論文] Co-seismic offsets due to two earthquakes (Mw 6.1) along the Sumatran fault system derived from GNSS measurements2016

    • 著者名/発表者名
      Ito,T., Gunawan, E., Kimata, F., Tabei, T., Meilano, I., Agustan, Ohta, Y., Ismail, N., Nurdin I., Sugiyanto, D.
    • 雑誌名

      Earth, Planets and Space

      巻: 68 ページ: 1-8

    • DOI

      10.1186/s40623-016-0427-z

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Geodetic and geomorphic evaluations of earthquake potential of the northern Sumatran fault, Indonesia2015

    • 著者名/発表者名
      Tabei, T., Kimata, F., Ito, T., Gunawan, E., Tsutsumi, H., Ohta, Y., Yamashina, T., Soeda, Y., Ismail, N., Nurdin, I., Sugiyanto, D., Meliano. I.
    • 雑誌名

      International Association of Geodesy Symposia

      巻: 145 ページ: 1-8

    • DOI

      10.1007/1345_2015_200

    • 査読あり / 国際共著 / 謝辞記載あり
  • [学会発表] スマトラ断層北端部の変位地形・活動履歴・クリープ変位2015

    • 著者名/発表者名
      堤 浩之,副田宜男,Ismail, N., 田部井隆雄
    • 学会等名
      日本地質学会
    • 発表場所
      長野市
    • 年月日
      2015-09-12

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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