研究課題
基盤研究(B)
バッテリー工場由来の鉛による河川及び沿岸域の汚染状況を把握するため、ドミニカ共和国のハイナ川河口付近において底質や塊状サンゴを採取し、鉛含有量を分析した。そして、懸濁物質を指標として、衛星データを使ってハイナ川からの周辺海域への拡散状態の推定を行った。分光反射率とSSの関係を元に、解像度のよい衛星データからハイナ川河口部のSS分布を定量化するモデルを導いた。また、これらのモデルから実際のALOS AVNIR-2データを使ってSS等のマッピングを行った。ハイナ川河口部からカリブ海に流出する物質の拡散を三次元的に求めるため、海洋環境シミュレーションを行った。
環境化学工学