| 研究課題/領域番号 |
24404022
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(B)
|
| 応募区分 | 海外学術 |
|---|
| 研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所 |
|---|
研究代表者 |
亀井 伸雄 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 所長 (20099956)
|
|---|
| 研究分担者 |
友田 正彦 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, 保存計画研究室長 (70392553)
竹内 泰 宮城大学, 事業構想学部, 准教授 (30553862)
脇田 祥尚 近畿大学, 建築学部, 教授 (40280119)
田代 亜紀子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部, 特別研究員 (50443148)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
| キーワード | インドネシア / パダン / 文化遺産 / 町並み保存 / 災害復興 |
|---|
| 研究概要 |
平成24年度は以下の活動を行った。
1)パダン歴史地区の文化遺産価値の再評価と、町並みを含む都市景観保存および利活用に向けた具体的手法検討のため、同年8月後半から9月前半にかけて、インドネシア国内、および周辺諸都市における比較調査を含む現地調査を行った。(1)建築班はマラッカ、クアラルンプール(以上マレーシア)、メダン、ジャカルタの各都市を訪れ、近隣港市におけるショップハウスの建築形式とそれらの保存・利活用状況に関して、現地でこれらの遺産保存を手掛ける団体等も訪問し、調査を行った。加えて、パダン歴史地区を特徴づけるミナンカバウ系ショップハウスの建築形式の祖形を辿るため、パダン、ブキティンギ、パリアマンにおいて、民家を含む同系住居建築を対象とした実測調査を行った。(2)都市計画班は、スラバヤ、スマラン、ジョグジャカルタ、バンドゥン、ジャカルタにおいて、各都市の中でのショップハウスを含む歴史的街区の位置づけに関する調査を行った。また、(3)社会班とともに、パダンにおいて昨年度までに作成した図面・写真を含む個別建物の調査資料の内容確認を行いながら、住民への聞き取り調査を継続し、基礎データの収集を行った。
2)同年11月に、オランダ王立熱帯研究所(KIT)、王立東南アジア・カリブ海域研究所(KITLV)、戦争研究所(NIOD)(以上オランダ)、および大英図書館(イギリス)において、植民地時代のパダンに関連する資料、古地図、古写真等の収集を行った。
|
| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
第1年次はほぼ当初計画通りに研究を進めることができた。建築・都市計画・社会学分野における現地調査、および欧州での文献資料収集調査は予定通り実施したが、現地でのワークショップは時間的予算的制約により、本年度は実施しなかった。
|
| 今後の研究の推進方策 |
今後も当初計画通りに研究を継続していく予定である。
|
