研究課題/領域番号 |
24405005
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
川端 良子 東京農工大学, 国際センター, 准教授 (40334479)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | Central Asia / Uzbekistan / Kyrgyz / Kazakhstan / Arid Land / Water Pollution |
研究実績の概要 |
中央アジア、ウズベキスタン共和国ウルゲンチ地方において水質調査を行った。また、現地の農村にて、聞き取り調査を行った。その中で、アラル海が縮小し、干ばつが起こった時に、農民がどのように収入を得ることができるのかについて考えていくことが重要であることがあきらかとなった。。また、地方女性の社会進出を進めていくことも貧困対策で重要だとわかった。今後どのような形で検討していくことが必要かを議論し、研究体制を確立することにした これまでの研究結果を、ウズベキスタンのサマルカンドで行われた国際会議、International Conference of Arid Land 2 において、発表した。 Jounarl of Arid Landに、Water Quality in the lake Issyk-kul and the river flowing into it、Research, education and extension of environmental technologies in developing countries - case study of Tokyo university of agriculture and technology、Revitalizing rural areas through modernized sericulture - A case study in Fergana region, Uzbekistanの論文を執筆した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査を毎年継続している。さらに、これまでの成果を国際学会で発表し、論文として投稿している。また、日本の雑誌にも執筆し、NPO法人ウズベキスタン協会が主催するシンポジュームでも講演を行い、広く一般の人にも研究成果を公表した。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度は、9月にロシア科学アカデミー、ウズベキスタン農業水資源省、カザフスタン科学アカデミーとともに、ウズベキスタンとカザフスタンで国際共同調査を行う予定である。また、11月にエジプトで開催されるDesert Technology XIIで成果を発表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成27年度にロシアアカデミー、ウズベキスタン地質省、カザフスタン科学アカデミー、北海道大学、奈良女子大学と合同でアラル海のウズベキスタン側、カザフスタン側両方から調査を行うことになり、予算が必要となったため
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次年度使用額の使用計画 |
平成27年9月に、ロシア科学アカデミーの動物学研究所Aladiin博士、ウズベキスタン地質省Aparin博士、カザフスタン科学アカデミー宇宙研究所Muratova博士、北海道大学地田博士、奈良女子大学渡邊博士と共同で、ウズベキスタン、カザフスタンで調査を実施する。
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