研究課題
この研究で得られた結果をもとに遺伝的多様性を十分に保持できるBreeding Unit(繁殖単位(面積))を求めた。また樹種の開花年ごとにBreeding Unit Sizeを求めた。その結果、Shorea属の多く種が100ha以上のBreeding Unit Sizeが必要であることが明らかになった。S. maxwellinaでは130-200ha、S. accuminataでは200-266ha、S. macropteraでは122-133haであった。既報のS. leprosulaでは277-375haで、S. parvifoliaでは202-256haであった。一方、極端に個体密度が高いS. curtisiiでは5-6haと小さな値となった。このS. curtisiiを除くと、十分な遺伝的多様性を保持して持続的な林業を行なうためには森林ごとに少なくとも100ha以上の健全な森林を多数維持する必要がある。また一斉開花の際に開花がほぼ起こる胸高直径60-80cmの個体を残して択伐を行う新たな択伐基準の策定が望まれる。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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PLoS ONE
巻: 10 ページ: e0123445
10.1371/journal.pone.0123445