研究課題/領域番号 |
24405040
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
藤井 秀人 山形大学, 農学部, 教授 (80446393)
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研究分担者 |
藤原 洋一 石川県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (10414038)
星川 圭介 富山県立大学, 工学部, 講師 (20414039)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 気候変動 / 洪水 / 輪中堤 / 環境 / 稲3期作 / 水資源 |
研究実績の概要 |
メコンデルタの常襲洪水稲作地域のアンジャン省を対象に稲3期作実現のためのダイクシステム(輪中堤)について、その進展とフルダイク化が周辺域の水文環境に与える影響について調査と分析を行った。フルダイク地区とセミダイク地区の住民や行政機関からの聞き取り調査をもとにフルダイクの効果と問題点を明らかにした。また調査地区上下流のメコン河の水位変動とフルダイク普及前と後の衛星画像の分析を行い、フルダイク化が周辺水文環境に与えた影響を明らかにした。その結果、1)洪水を阻止するフルダイク内農地では、土壌肥沃度の低下、病虫害の多発、水路水質悪化などが生じている、2)アンジャン省の南側下流地点Can Thoの水位が近年上昇傾向にあること、3)アンジャン省西側のキエンジャン省、北側のカンボジアではフルダイクの影響とみられる洪水の長期化傾向が認められた。 フルダイク化が進展したアンジャン省周辺地域への洪水期の水理・水文環境への影響を定量的に評価するための水理モデルを開発した。同モデルでフルダイク(輪中堤)進展による水文環境への影響を評価した。メコンデルタの常襲洪水稲作地域を対象に稲3期作実現のためのダイクシステムについて、住民・行政機関からの聞取り調査、対象地域の上下流のメコン河の水位変動、衛星画像などにより、フルダイク化の進展が周辺の水文環境に与える影響を明らかにした。 メコンデルタの常襲洪水稲作地域を対象に稲3期作実現のためのダイクシステムについて、住民・行政機関からの聞取り調査、対象地域の上下流のメコン河の水位変動、衛星画像などにより、フルダイク化の進展が周辺の水文環境に与える影響を明らかにし、持続可能な稲作栽培として3年8作の提言を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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