研究課題
東アジア3カ国での調査を継続し、結果解析をすすめた。調査実施国、地域は1.中国雲南省昆明地域で雲南中医学院余澤雲老年消化器科主任教授 2.同四川省成都地域で四川医科大老年科 丁群芳准教授、3.韓国ソウル地区 成均館大学サムソンメデイカルセンターYoon 婦人科教授 と各々の研究グループの医師、看護師らと4.本邦は名古屋大学医学部附属病院及び関連病院老年内科外来で申請者らが連絡を取り合い研究をすすめた。2008年からのコホート研究(高齢女性1078名)の予後及び現在の診療状況を確認調査した。1)倫理委員会;各大学にて研究継続承認を得た.2)被験者予後、診療状況調査:男子新規登録:上記海外各施設及び申請者施設にて登録する。本邦高齢男性102名,平均77.2歳は病歴、診療状況、遺伝子解析調査を終了した。他地区では中国雲南省56名、四川省86名、韓国ソウル56名の登録を終えた.更年期~高齢女性は上記のように継続調査を施行している.対象は、昆明202名、成都250名、ソウル322名、名古屋304名である。具体的な調査項目は被験者の問診(病歴、罹患病名、服薬内容ー各診療施設の診療記録も照会)、各種検査(診察、採血等)にて身長,体重、血圧(坐位)、血液生化学検査値、各種遺伝子解析用採血:血液凝固因子関連(V因子-Leiden変異、VII因子R359Qミスマッチ変異、プロトロンビンG2010変異等),凝固線溶関係遺伝子(Plasminogen activator inhibitor-1遺伝子4G/5Gマイクロサイト多型、βフィブリノーゲン遺伝子455G/Aミスマッチ、GPIIb/IIIa PI AI/A2変異等)を検討した。
3: やや遅れている
中国、韓国とも随時連絡を取り合っているが,以前に比し,政治状況も反映されているのか研究員等を含め訪問しても必ずしも熱烈歓迎と言った状況では協力が得られず、また中国においては記録保存の進捗が遅れているため更に全体スケジュールに影響している。
今年度は最終年度であり、申請者を含め,相互訪問、研究班班会議開催を行ないたく、申請者が海外研究協力者と頻繁にメールのやり取り等をして予定をつめている。この機会を利用し、これまでの研究にてデータが不十分であった項目等も整備し論文化を進めたいと考えている。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (9件)
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