研究課題/領域番号 |
24406009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
環境系薬学
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
姫野 誠一郎 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (20181117)
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研究分担者 |
角 大悟 徳島文理大学, 薬学部, 准教授 (30400683)
宮高 透喜 徳島文理大学, 薬学部, 助教 (50157658)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | ヒ素 / アジア / 地下水汚染 / 免疫能力 / ヒ素解毒能力 |
研究成果の概要 |
アジアの各地において地下水のヒ素汚染による重篤な健康被害が生じている。本研究では、バングラデシュとカンボジアで飲料水、毛髪、爪、血液、尿などの試料を採取し、人体へのヒ素の蓄積量と健康影響との関係を明らかにした。バングラデシュでは人体へのヒ素蓄積に応じて肝障害、動脈硬化、血圧上昇などの変化が起こっていることを明らかにした。カンボジアでは地下水のみならず、米と魚からのヒ素摂取の実態を明らかにした。培養細胞を用いた研究で、ヒ素の解毒(メチル化)能力の個人差の原因となる新たな遺伝子発現調節機構を発見し、がんや感染に抵抗する免疫細胞であるナチュラルキラー細胞の機能をヒ素が低下させることを見いだした。
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自由記述の分野 |
環境毒性学
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