研究課題
本事業では、今まで研究がなされなかったミャンマーおよびインドネシアに焦点を当てて、1) ピロリ菌によって引き起こされる胃癌発生リスクの予測、2) アジア諸民族の移動経路の解明という2つの命題に取り組むことを目標とした。本目的のために、アジア各国での共同研究を確立して、サンプル採取および解析を行なう計画を立てた。昨年度までに、当初の予定を大きく超えて、インドネシア(スラウェシ島のマナド近郊およびジャワ島のスラバヤ、パプア)、ベトナム北部ラオカイ近郊の村、ベトナム中央高原のダクラック地域、ネパールのカトマンズで、タイとミャンマー国境地域、モンゴル(ウランバートル)でのピロリ菌検査を行うなど、精力的な疫学調査を遂行することに成功した。本年度は、さらにインドネシア(スマトラ島のメダン、ボルネオ島のポンティアナック、スラウェシ島のマカッサル)、ブータン(中部~やや東部に位置するトンサ、ブムタン)、バングラディシュ(ダッカ)、カンボジア(プノンペン)で、内視鏡検査を行い、ピロリ菌を得ることができた。またラオスやフィリピン、内蒙古にも出かけ、共同研究を行える環境を整えることができた。現在、今年度に採取した検体のDNA抽出などを行っているところであり、昨年度以前の検体については、疫学調査の結果をまとめた論文も多数発表できている。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (18件) (うち査読あり 15件、 謝辞記載あり 15件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (9件) (うち招待講演 5件) 図書 (1件) 備考 (1件)
World J Gastroenterol
巻: 21 ページ: 629-636
10.3748/wjg.v21.i2.629
Hum Pathol
巻: 46 ページ: 129-136
10.1016/j.humpath.2014.10.006
Antimicrob Agents Chemother
巻: 59 ページ: 2343-2348
10.1128/AAC.04852-14
Biomark Med
巻: 8 ページ: 1127-1137
10.2217/bmm.14.72
Gut Pathog
巻: 6 ページ: e42
10.1186/s13099-014-0042-0
Microbes Infect
巻: 16 ページ: 833-839
10.1016/j.micinf.2014.08.001
PLoS One
巻: 9 ページ: e105392
10.1371/journal.pone.0105392
巻: 9 ページ: e103506
10.1371/journal.pone.0103506
Infect Immun.
巻: 82 ページ: 4182-4189
10.1128/IAI.02368-14
Future Oncol.
巻: 10 ページ: 1487-1500
10.2217/fon.14.29
Epidemiol Infect.
巻: 143 ページ: 986-996
10.1017/S095026881400154X
J Med Microbiol
巻: 63 ページ: 1189-1196
10.1099/jmm.0.075275-0
Genome Announc
巻: 2 ページ: e00286-14
10.1128/genomeA.00286-14
J Antimicrob Chemother
巻: 69 ページ: 1796-1803
10.1093/jac/dku050
Curr Pharm Des
巻: 20 ページ: 4489-4500
化学療法の領域
巻: 30 ページ: 30-38
巻: 30 ページ: 100-107
Helicobacter Research
巻: 18 ページ: 28-31
http://www.med.oita-u.ac.jp/phealth2/index.html