研究課題
1-ブロモプロパン工場労働者25人の赤血球グロビン蛋白に1-ブロモプロパンが形成する蛋白付加物を計測した。EDTA採血した血液の一部から血漿、Buffy Coatを取り除き、赤血球分画を高張緩衝液を用いて洗浄した。溶血液にアスコルビン酸を加えた後、オキサロ酢酸ーアセトン混合液に緩徐に流し込み、沈査を得た。沈査をアセトンにて洗浄後、窒素ガスにて乾固し、重量を計測した。得られたグロビン蛋白をPicoTagを用いて窒素ガス下で酸加水分解し、得られたS-propyl cysteineをLC-MS/MSを用いて定量した。一方、血液の残りの部分を用いて血球数を計測した。グロビン中S-propyl cysteineと白血球数と間に有意な負の相関があることが明らかとなった。S-propyl cysteineはヒトにおける1-ブロモプロパンのバイオマーカーとして有効である可能性を本研究は示した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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