研究課題
平成26年度はアジア各国との腎生検RegistryならびにIgA腎症やネフローゼ症候群のコホート研究をまとめ、CKD Frontier研究会、米国腎臓学会やアジア太平洋腎臓病学会などの国際学会・研究会で報告し、論文発表した。日本腎生検Registry(J-RBR)には2014年末で24459症例が登録された。J-RBRを基盤とする台湾の腎生検Registryを2014年に始動した。マレーシアの腎生検Registryの代表であるRosnawati Yahya先生との国際比較を行いCKDFrontier研究会で発表した。韓国Dong-Wan Chae教授、中国腎臓学会理事長のXueqingYu教授、Gang Liu教授、タイはKirang Tungsanga教授と共同研究を進めたが、各国でのNationwideなRegistry構築は困難だった。本研究で確立した腎生検RegistryシステムはAsian Forum of CKD Initiativeを通じ広くアジア各国で使用可能とした。バーチャルスライドを活用したWebカンファレンスシステムを構築中であり、アジア各国が使用できるよう発展する。IgA腎症コホート研究は全国49施設、計1174症例の登録があり、1088症例を解析した。観察期間の中央値は6.6年。腎アウトカムはPropensity解析後も扁摘+ステロイドパルス群でステロイド治療群より有意に少なく、臨床的重症度による予後予測の可能性が明らかとなった。中国、韓国、台湾、タイのIgA腎症コホートとの国際比較を報告した。ネフローゼコホート研究では膜性腎症患者で喫煙が腎予後を悪化させること、高齢者は免疫抑制治療時の感染症リスクが高いことを明らかにし論文化した。中国、韓国、台湾、タイとのネフローゼ原疾患国際比較を報告した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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