研究課題/領域番号 |
24406035
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
安細 敏弘 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80244789)
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研究分担者 |
吉田 明弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (20364151)
宮崎 秀夫 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00157629)
山下 喜久 九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (20192403)
邵 仁浩 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10285463)
粟野 秀慈 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (20301442)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 歯周病 / Aa菌 / 海外疫学調査 |
研究概要 |
昨年度は侵襲性歯周炎の原因細菌として注目されているAggregatibacter actinomycetemcomitans JP2株の検出系を作製し、侵襲性歯周炎の病因解明のための細菌学的な調査基盤を確立したため、今年度はその細菌学的技術を実際のフィールドで応用するための疫学的調査基盤の確立およびその遂行を目標とした。 今年度はまず、九州歯科大学、新潟大学、およびモロッコDental Faculty, Mohammed V Souissi Universityと連携して、モロッコの青年を対象とした大規模調査研究に向けた研究計画の立案を行った。具体的には1.調査対象およびその人数、2.調査内容および調査プロトコル、3.得られる侵襲性歯周炎罹患者数の見積もり、4.倫理委員会承認に向けた対策、5.調査の安全面に配慮した対策(保険加入等)、6.被験者への利益に関する事項、7.調査スタッフの確保、8.調査フィールドの確保、9.口腔内診査および口腔内試料の採取および保存に向けた現地スタッフとの業務内容のすり合わせ、10.現地関係者への謝礼、等について現地に赴き実際の研究設備や消耗品を含む調査道具等を確認しながら調査遂行に向けて討議し、最終決定を行った。 最終決定事項を基にプロトコルならびに質問紙を作製し、さらに調査スケジュールを最終決定後、平成25年10月より本調査を開始した。実際の調査には九州歯科大学ならびに新潟大学のスタッフも別々の日に立ち会い、その業務内容について厳しくチェックして、改善すべき点等についてはモロッコの現地スタッフに逐次フィードバックするという方法を取った。また、日本帰国後も進捗状況について逐次レポートしてもらい、トラブル等に対処した。 現在、本プロジェクトにおける口腔および全身に関する調査は進行中であり、平成26年度半ばまで継続される予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
モロッコにおける現地調査がスタートしたが、当初予定していたスケジュールより遅れている。これは、調査スケジュールがややタイトに設定されてあったためであり、今後無理のないスケジュールに調整予定である。データに関しては着実に集積されている。
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今後の研究の推進方策 |
来年度半ばで調査および臨床サンプルの採取が終了するため、まず侵襲性歯周炎の臨床病態と質問紙調査から得られる情報を基に疫学的解析を行い、それと並行して臨床サンプルの解析を行い、得られたデータを基に臨床データとの関連について解析する予定である。学会発表や論文発表につなげていく予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
当初予定していた対象者のリクルートがやや遅れ気味であったため、消耗費関係の経費にあまりが生じたため。 平成26年度も引き続き調査を行うので、そこでの経費として当てる予定である。
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