研究成果の概要 |
HTML5構文解析の信頼性の向上を目指した研究を行った.仕様に基づく網羅的なテストの自動生成によるHTML5構文解析器の仕様への適合性検査を実現した.形式化した仕様を条件付きプッシュダウンシステムへ変換し, プッシュダウンシステムに対し到達可能性解析を適用することで,テストの自動生成を行った. ウェブソフトウェアに対するプログラム解析の精度を高めるために,正則表現マッチングの意味論の研究を行い,リストモナドに基づく意味を与えた.また,正規表現に対して, その正規表現によるマッチングの計算時間が, 入力文字列の長さに対して線形であるかを判定する手法を木トランスデューサに理論に基づき構築した.
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