研究課題
本研究の目的は,ソフトウェア開発企業がオープンソースソフトウェア (OSS) を安心して自社製品へ利用できるようにするために,ボランティア開発者主導で開発されるOSSの品質とプロジェクトの継続性をモニタリングできる支援環境を構築することである.具体的には,(1) OSS開発で利用されている各種ソフトウェアリポジトリから自動的にデータを収集・統合するデータベース基盤の構築,(2) 大規模データを目的に応じて分析するためのリポジトリマイニング手法の分類,および,(3) プラグイン化,(4) 分析結果をモニタリングするための可視化ツールの開発,(5) ソフトウェア開発企業およびOSSプロジェクトでの実証実験を通じた支援環境の有用性評価,である.平成26年度は,以下の研究に取り組んだ.(5) 構築した支援環境をOSSとして広く配布しフィードバックを得るためのアンケートを実施した.また,複数の企業実務者と共に,実証実験を通じて支援環境の有用性を評価した.さらに,OSSプロジェクトのプロセス改善に対する支援環境の有用性を評価した.
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件)
コンピュータソフトウェア
巻: Vol.31, No.2 ページ: 印刷中
情報処理学会論文誌
巻: Vol.56, No.2 ページ: 669-681
巻: Vol.56, No.1 ページ: 59-71