本研究の目的は,ソフトウェア開発企業がオープンソースソフトウェア (OSS) を安心して自社製品へ利用できるようにするために,ボランティア開発者主導で開発されるOSSの品質とプロジェクトの継続性をモニタリングできる支援環境を構築することである.具体的には,(1) OSS開発で利用される各種ソフトウェアリポジトリから自動的にデータを収集・統合するデータベース基盤を構築し,(2) 大規模データを目的に応じて分析するためのリポジトリマイニング手法を分類化・プラグイン化し,(3) 分析結果をモニタリングするための可視化ツールを開発して,(4) 検証実験を通じて支援環境の有用性を評価した.
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