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本研究では，非数値処理プログラムの高速化を達成するために，近年広く普及しているマルチコアプロセッサの性能を活用して，プログラムの最頻出実行パスに基づいた投機的なスレッド実行方式をプログラムの全域に適用する手法を開発する．これをバイナリコードレベルの自動並列化ソフトウェアとして実現し，現実のプログラムに適用するための基盤技術を開発する．(1)プログラムの論理構造境界を越える大域的パスベーススレッド分割処理，(2)プログラムの大域的実行情報を取得可能なプログラムプロファイラ，(3)大域的パスベース複数スレッド実行を支援する実行環境，の３つの主要技術について研究開発を行った．
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